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2011-06-25

新しい公共モデル事業(島根)



6月23日、24日と二日間にわたって島根県民会館を会場に、「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」の公開審査会が行われました。


申請件数を地域別に整理すると

  • 東部:11件
  • 西部:4件
  • 隠岐:2件
の計17件の案件が提案されたようです。


ぼくは、隠岐ジオパーク戦略会議(仮称)のサポートメンバーとして、プレゼンに参加しました。
ちなみに、17件の提案を1日でやり切るのはムリがあったようで、二日間にわたっての公開審査会となっています。
なので、今日もやっているはず。

会場準備中


1.提案内容の主流 | CBSB

途中で席を外したりしていたので、すべてを聞くことはできなかったのですが。
それでも、昨日の10件程度の提案を聞いて、今のまちづくりの主流が見えたように思います。

それが、CBSB。
CBはCommunity Business(コミュニティ・ビジネス)の頭文字を、SBはSocial Business(ソーシャル・ビジネス)の頭文字をそれぞれ取ったものです。

CBSBについては、中国地域CB/SB推進協議会に詳しいです。
http://www.chugoku-cb-sb.net/

コミュニティビジネス(CB)/ソーシャルビジネス(SB)とは|中国地域CB/SB推進協議会


提案された中のほとんどは、コミュニティ・ビジネス的要素を取り入れてるんじゃないかな。

CB/SBという言葉を前面に出して提案したのは、江津市と雲南市。

  • 江津市インキュベーションコミュニティ創出事業~地域×創業人×挑戦の共同体~
  • 雲南地域CBSBブラッシュアップ事業 

事業名を書きだすと、こんな感じですね。

隠岐ジオパーク戦略会議も、内容的にはCB/SBと言えるかもしれませんが、ちょっと違う位置づけである、と自分では思っています。



2.隠岐ジオパークの提案

隠岐ジオパーク戦略会議としては、

  1. ジオパークの運営の中核を担う組織を設立・育成
  2. 組織の継続性確保のために、ファンドレイジングと商品開発実施
  3. ジオパークガイドの質を担保する認定制度実施
  4. ソーシャルメディアを使った情報発信

といったことを提案しています。

細かいことは、もし許可が得られれば作成したパワポでも公開出来ればいいかな~と思っています。

個人的には、今回のモデル事業のキモはファンドレイジングにある、と確信していたので隠岐でもやるべきだと強く言わせていただいて、提案にも盛り込めました。

が、意外に他の案件概要を見ると、ファンドレイジング(寄付文化)について取り組むと提案しているケースはないように思われます。
見込み違いだったのか……?


3.NPO法人を取り巻く環境の変化
審査会が始まる前に、県の担当であるNPO活動推進室長より挨拶と報告があり、それが国会にて寄付税制改革法案が通過した、というものでした。
3000円を100人集めれば認定法人になれる、とかそういった類だと思いますが、まだ調べておりません(汗
NPO活動推進室長の挨拶


手応えは悪くありませんでしたが、こういうものは結果が出るまではわかりませんからねぇ……。

↓こちらは、どちらかというと審査する方から見た公開審査会の様子です。
新しい公共モデル事業の審査会|モリーのスマイル日記


 2011/06/27 追記

同じくプレゼンテーションに参加された方のブログです。