難い哉、一国の独立を維持するや。
抑も我輩が今日に唱る鎖国とは、数十年前全国に流行したる攘夷鎖国に非ず……外国人に交わるに先づ彼我の分界を明にし、人種に於ても、尚下て居家服飾の微に至るまでも、一切万事、彼れは彼れたり、我れは我れたりと、大見識を定めて、我が欲する所の事を行ひ、我が向ふ所の道を直行して、左右を顧みざることなり。
これは、福沢諭吉の『開鎖論』に出てくる言葉だそうです。
日本という国が独立独歩して世界を相手に渡り歩くかということについて、開国/鎖国を論じているものだそうです。
彼は彼、我は我
なるほど。