2009年度に入学した島根大学大学院を先日無事に卒業し、修士課程を終了しました^^
社会人学生としての大学院生生活だったので、多少は苦労しました。特に2011年に入ってからは本当に日々が過ぎ去るのが早くて焦りました。
学位(?)の分野は「生物資源科学」の修士です。
昔だと多分、「農学」とか「農業経済学」とかになるんでしょうが、どうやら今は学科の名前がそのまま使われるそうです。
ちなみに、修士論文のタイトルは
『離島集落における「共食」の視点からみたソーシャル・キャピタルの構造
―島根県隠岐の島町を事例に―』
です。
隠岐の島町で2回実施したアンケート調査と神戸市東灘区でも1回実施したアンケート調査の結果を用いて、地域別のソーシャル・キャピタルの傾向を明らかにしました。
また、フィールドワークとして業務で関わってきたまちづくり団体等を整理し、そこで見られるソーシャル・キャピタルについても整理してみました。
修論自体はまだまだ改善の余地あり、といったところです^^;
でも、学部生の頃のような後悔はなく、今できることは出し切れたと思います。
そういう意味では本当に良かった。
報告書を書くことには慣れているので、論文も何とかなるかなと思ってました。
しかし、実際には学術的論文を書くことにはとても苦労してしまいました。
報告書はやってきたことを書けばいいという意味では慣れている。
論文は細かいところまで論理構成に矛盾がないかを考えながら進めなければならなくて、そこにストレスがかかりました。
もちろん、報告書書くときも論理構成に矛盾がないかどうかは考えているんですが、気の配り方という意味では大きく違うなと。
とにかく、社会人として働き、働く中でもっとこういうことをしてみたい、知識を深めたい、という気持ちが出てきたら大学にまた戻るというのはひとつの手だなーと感じました。