まちづくり、地域振興、地域再生。
こういう場面において、僕らのようなコンサルタントが出る幕とはどんな状況なんだろう。
まちづくりの場面におけるコンサルタントの意義
仕事に関して、いつも思うことのひとつに、自分がやっている仕事は決して専門的な知識や技能が必要なものではないということ。
要するに特殊な技術・技能は、あまり必要とされない。
しかし、自分もこの仕事で生きていくためには、何らかの価値を提供しなければならない。
価値がなければ、特殊な技術・技能を必要としないのだから、ある意味で競合は多いのです。
それは例えば、NPO法人だったり、あるいはやる気のある行政職員だったり、行政そのものだったりもします。
本当にこの競争はしんどいところがあります。
コンサルに出すくらいなら、自前でやれ。それは一理ある。
なぜなら、コンサルティング料は基本的に高いです。
高い金額を支払って、一時的な成果を手にしても、その成果を出すノウハウは手元に残らない可能性もあるのだから、「人材」の重要性が認識されつつある今、できるだけ自前の人材を育てるためにも、外部に出すことへの躊躇が生じるのは理解はできます。
では、僕らはどんな価値を提供すれば??
自分でなければダメだというところに持っていく
肝心なのは、いかに地域に惚れ込むか、地域を好きになれるか、ということ。
特に僕の場合、よく知らない地域に対して適当なことを提案することが非常に苦手。
地域と長く関わり、地域の人から話を聞き、そうやってはじめて「ああすれば、こうすれば」というイメージが湧いてくる。
そういうイメージと「好き」という思いが重なりあってはじめて良いパートナーシップが築けるのだろうと思います。
良いパートナーシップを続けていくことで、少しずつ少しずつ、あうんの呼吸を共有し、最終的には自分でなければダメだ、というところに持っていくことが必要だろうと思っています。
相手を好きになる、という点に関しては下の本は参考になります。
企画書はラブレターです。
弱点は時間と手間
しかし、この手法の弱点があります。
これは自分が至らない、ということもありますが、とにかく時間と手間がかかります。
個人的には、どれだけの時間を投入してもいいと思ってるのですが、それとはまったく別の軸として、会社員としてどうなんだ、という評価軸があります。
これが今自分の中では相反する状況です。
で、ここからが考えても答えがでないところなんですが、地域再生に関するコンサルタントという仕事は意外といるんですね。
最近の有名どころだと、studio-Lの山崎亮さんなんかもそうだと思います。
こういうところって、どうしてんの??ってこと。
地域から信頼を得ようと思えば、相当時間かけなきゃできないというのが今の自分の中の結論で、その結果、ある意味でさまざまなコストが発生する。
でも、地域再生などを課題としている地域の多くはそれほど大きな金額を支払えないと思うんですよ。
そうなると、少ない金額の中でできる限り、、、ということになるんだろうけど、そこがわからない。
その辺、どういう企業努力されてるんだろう、ってところが謎なんですよね。
もしかして、本当に自分の動き方にムダが多すぎるのか?と思ったりもするけど、判断できないんですよね。
必要な動きだと思ってるから。。。
は~・・・。謎ですよ、ほんと。