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記憶を頼りにあらすじを書き出すと、、、
とある国にシランさんというごく普通の男性がいました。
でも、少しだけ人と違う感性の持ち主でした。シランさんは、雨に濡れるのが好きで、雨の日でも傘をささなかったのです。
そんなシランさんを周りの人は変に思い、最後は逮捕・投獄されてしまいます。
傘をささなかっただけで・・・。
最後がどうなったかは覚えていないんですが、このあらすじがすごく印象に残っています。
はじめて読んだ時はよくわからなかったと思いますけどね。
「悪いことしてないのに何で牢屋に入れられてるの?」くらいなもんです。
でも、何度か読むうちに、年を経るごとに少しずつわかってくるんですね。
人と違うことを人は恐れるんだ・・・と。
子どもにこの話はわかりにくいですが、何かしらのインパクトを心のなかに与えてくれるでしょう。
アムネスティが制作に関わっているので、少し抵抗感を感じたこともありますが、いい本だと思います。