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今回の「新しい公共」事業の印象を整理しておきます。
東部を中心に17件もの手が上がったこの事業、たしかに“使い勝手のいい”事業ではあります。
人件費も認められている、希少な事業です。
でも、前の記事でも書いたけど、今回の肝はファンドレイジングにある、と当初から確信していました。
そのため、審査会で見た17件の事業概要に、「ファンドレイジング」の文字がなかったことには少なからず驚きました。
おそらくは、従来の事業の延長線上にあるという認識だったのかなと受け止めています。
でもね、それじゃダメなんだと思うんです。
なぜなら、今回の「新しい公共」という枠組みは、従来の延長線上にないものですから。
新しい社会システムを創りだそう、市民参加という言葉を根本的に変えていこう、という目的の第一歩に位置づけられる、きわめて重要な事業です。
この辺の動きは、鵜尾さんのブログを見ていけばわかるかと思います。
方向性として、僕は賛同しています。
だから、今までの実績を踏まえることは大事でも、考え方、この先の捉え方を変える可能性を示すことが必要だったのだろうと思います。
提案された案件には、県内でも実績豊かな有名なNPO法人様もいらっしゃいましたが、それでも僕が思っていた肝の部分にはふれることがありませんでした。
不安になる瞬間もありました。もしかして、自分の「新しい公共」に対する受け止め方が違うのでは?と。
でも、間違ってないはず、となぜか自信はありました。
これでダメなら仕方ない、と思えるくらいに。
夜遅くなので何を言いたいかわかりませんが、とにかく新しい公共というものに対する認識が人によって大きく違うな、という印象です。
それは隠岐も同じで、このシステムを変えていこうという第一歩だという事は常に言い続けないといけないな、と思ってます。
ま、これは大きなチャンスでもあります。
がんばりましょう!!