本年も当ブログをご愛顧いただきますよう よろしくお願い致します。
さてさて、しばらく間があいてしまって、これ以上あけると本格的にストップしてしまいそうなので、苦し紛れにポストします。
ただいま、梅棹忠夫氏の『文明の生態史観』を今さらながら読み始めています。
梅棹忠夫氏の名前をはじめて聞いたのは大学1年の頃だったと記憶しています。
なんの講義だったか……。
フランス語だったような気もするけど、社会学系の講義だったような気もして……。
ま、そんなわけで梅棹忠夫という人がいるのだな、という認識はありましたが、残念な学生だったので読もうなどとは露ほども思わず。
会社に勤めだしてからは記憶の遠いところに行ってしまってましたが、最近お亡くなりになったというニュースもあり、前後して梅棹忠夫という名前をなぜかよく見かけるようになったので、この度購入、読んでみよう、ということになりました。
今ようやく半分くらい読んだわけですが、梅棹忠夫という人は想像していたよりもずっと文章が軽やかで読みやすいですね。
もっとガチガチの文章かと思ってましたが、活字嫌いの人でも比較的楽に読み進めることができそうです。
個人的におもしろいと感じている点は、東洋‐西洋とはまた違う「中洋」という存在や、封建制度を経由したかしていないかで文明(日常の生活様式など)の発展経路が異なる、という話は、アラブの春で北アフリカから中東が大きく揺らいだこの1年を思うに、不思議なつながりを感じます。
もしかしたら、最近梅棹忠夫氏の名前をよく見るように感じたのは、こういった論点がよく知られていたからなのかな?
ということで、引き続き読んでいきたいと思います。
今年もよろしくです!