2012-01-16
書きすぎる報告書
とあるアンケート調査の報告書を書いてるんだけど、どこまで書けばいいのか難しいところだなーと考えてしまう。
たぶん、集計・分析結果だけ書けばOKなんだろうけど、いろいろと集計結果などを見ていると、「あれとこれとの関係はどうだろう?」「これはそれに効いてそう」とかどんどん思考が拡散していく。
これは自分の調子がいい証拠で、良い感じで集中できているときに出てくる状態なんだけど、調子にのって報告書に書きすぎる嫌いがあるのだな、と感じた。
なぜそう感じたか。
それは、報告書案を関係者に一度送って確認してもらったところ、「あなたがここまで書く必要はないのでは??」という指摘をもらったから。
すんごい、よくわかる。
たぶん、そうなの。書く必要ない。ていうか、本当なら書かずに、考えてもらわなければならない部分のはず。それをつい調子にのって書いてしまうんだよな。
なぜ書かないほうがいいのか。
そして、なぜ書かないほうがいいと思いつつも書いてしまうのか。
それも実は簡単です。
まず書かない方がいい理由
それは先に書いた通り、「相手先が考えるべきこと」だから。
分析結果から、今検討中のプランに対して、意見・考察を記述すると、かなりの確率でそれがたたき台となってしまい、考えるプロセスを大幅に省略させてしまうから。
それは相手にとっては、一見「考える部分」をアウトソーシングしている効率的なやり方になるのかもしれないけど、やっぱり違うんだろうと思う。
では、なぜ書いてしまうのか
それも簡単で、ある意味でプロとして、仕事として受けた100に対して100のまま返すのか、120にして返すのか、150にして返すのか、というプライドの問題だったりする。
それが結果として次の仕事につながっていけばいいし、そうでなくても自分が考えたプロセスは無駄にならない。
ただ、繰り返しになるけど、そのプロセスは本来、相手先がすべきことであって、自分のプライドでその機会を収奪することが本当に良いのか?という疑問は常に感じてる。